聖地巡礼パック旅行物語(その33)=コルフ島3 城塞都市
冷静なヴェネツィア人ですら、トルコとは和平条約を結んだ仲でありながら、臨戦体制を固めるのに、殺気立っていたのである。
コルフ島の大城塞の中には、優に3ヶ月の籠城に耐えられる量の、弾丸や武器や兵糧が貯蔵されていたということだ。
コルフ島はギリシャ本土とイタリア南部を結ぶ線上にあるため、ヴェネツィア共和国領だったときから重要な地位を占め、複数の城を持っているこの都市は「カストロポリス」(Kastropolis, 城塞都市)としても知られています。
どちらの要塞もヴェネツィア時代に建てられましたが、新要塞は16世紀後半(1577~1588)に建てられたので、サントブラスカさんが行かれた頃は旧要塞しかなかったのですね。上の木版画の城塞は、巡礼船に同行した木版師が描いたものかどうかは分かりませんが、旧要塞のようですね。
因みに、旧要塞の入場料は大人一人4ユーロ、新要塞は6ユーロと どなたかのブログに出ていましたが、今はどうなんでしょうか。
旧要塞、新要塞について書かれているブログです。
http://4travel.jp/travelogue/10764992
Comment
要塞のオンパレードですね!
しかし、南仏もそうですが陸続きの
南欧の国々、長い歴史が幾つもの要塞を
いたる所に築き、あくなき戦いが
繰り返されてきたのですねぇ~ 。
多くの都市に城塞があるわね。城塞だらけ。
戦いの遺産を、今は観光で訪れてるのですね・・・。