聖地巡礼パック旅行物語(その34)=コルフ島4  巡礼船(ガレー船)

by yoshi

ガレー船

ガレー船は、主として人力で櫂(かい、オール)を漕いで進む軍艦。古代に出現し、地形が複雑で風向きの安定しない地中海やバルト海では19世紀初頭まで使用された。
(ウィキペディアより)

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERAこれは、巡礼船に同行した木版師による「ロードス島の港」と題した木版画です。
ここで描かれている船、ガレー船ですね。

サントブラスカさんたちの巡礼船かしら?

 

 

 

 

サントブラスカさん往路の日記によれば、巡礼船は、ガレアッツァと呼ばれる大型ガレー船「コンタリーナ号」。
(往路の日記より)
われわれが乗ってる大型ガレー船では、右舷と左舷に長い木の椅子が並び、それに3人ずつ坐った漕ぎ手が、それぞれ一本ずつ櫂をさばく。世に、三段櫂ガレー船と呼ばれるやつだ。
風があって、帆で行く時は、漕ぎ手は休息し、櫂は木の長椅子に固定され、船の前方から眺めると、まるで翼を張った大鳥のように見える。 風に恵まれていても、港に出入りする時には櫂を使う。

三段櫂船を調べてみました。

3段櫂船

ウィキペディアには、こう書いてあります。
三段櫂船(さんだんかいせん)は、紀元前5世紀頃から地中海で使用された軍船(ガレー船)である。三橈漕船(さんどうそうせん)ともいう。フェニキア人の国家や古代ギリシアで用いられた。三段櫂船に限らずこの種の軍船は外洋の航行には適さず乗員の寝場所もないため、一般に沿岸を航行し、夜間は海浜に引き揚げて乗員は陸上で炊事をして休息した。

サントブラスカさんたちの船も沿岸を航行していましたが、夜間航行もしたし食事も寝ることも出来たようなので、ちょっと違うのかしら?

ガレー船

「ヴェネツィアの大型ガレー船」で捜していたら、ここにこんなガレー船がありました。私のイメージのコンタリーナ号はこんな感じなのですが・・・。
木版画のは、これよりも やや小さく見えますね。

 

 

ガレー船の外観はだいたい分かりましたが、船上の様子や乗客が寝泊まりする内部はどうなっているのでしょうか。知りたくて調べましたが、分かりませんでした。とても興味があったので残念です。

この船は高さが帆船並みにあるので、風の抵抗が強かったようです。ですから、嵐に遭ったら避難しやすい利点もあって、アドリア海の右岸を辿るように、要所要所の港町に停泊しながら運航しています。それでも嵐に遭ったら大変。それこそ死ぬか生きるかです。


コルフ島を後にしたわれわれの船は、しばらく北に進んだところで、猛烈な嵐に出会ってしまった。船乗りたちは、この嵐を乗り切ろうと立ち働くが、われわれ船客は、動かないものにつかまっているのが精いっぱいで、吐く者がいても、介抱に行くどころではない。・・・・・・>この後、暴風雨の中、帆の交換作業をやったとあります。

嵐は乗り切らないと行けないので、帆柱が折れそうな強風でない限り、船乗りたちは帆なしで行くのを嫌った。しかし、われわれの出会った暴風雨はすさまじく、ついにすべての帆が降ろされ、船を波にまかせる状態になってしまった。これで。帆柱は折れずに済んだが、大波の間を櫂だけで進むのは、心細さを通り越して、恐怖に駆られるものだ。その時,船長が、この嵐を乗り越えられたら、聖マリア・デ・カゾーポリに巡礼しようではないか、と提案した。皆々賛成し、寄進の費用を供出することも決まった。


神頼み、最後はこれだけ。

ヴェネツィア人の造船技術の誇りであるガレー船は、17世紀ころまで活躍しました。
造船王国については水爺さんの記事をご覧ください。

Comment

  1. むかご より:

    素晴らしいですね。船の写真。
    ちょっと調べかけたけど、出てこなかったわ。

    町田の独り言さんって、どんな方かしらね。
    町田に住んでいらっしゃるのかと、一瞬思ったけどそんなわけないか。本が読めるから電車が愉しみって、わかるなあ。

  2. yoshi より:

    まだコンタリーナ号がどんな船だったのかな~って
    スッキリしないのよね(^_^;)

    町田さんね・・・
    相模湖へキャンプに行ったなんてお書きになってるので
    そう遠くの方ではないと思いますが。

    電車で読書ね、終点まで行く電車だったら安心ですが、
    途中下車だとちょっと不安。乗り越しがね(^_^)/

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