閑話休題=トロイ戦争(トロイの木馬)

by mizjiee

300px-Giovanni_Domenico_Tipeolo,_Procession_of_the_Trojan_Horse_in_Troy._1773.

 「トロイの木馬」とか云う、コンピュータ・ウイルスもあるみたいだけど、今回のはギリシャ神話。

 ギリシャ神話の一つ、トロイ(トロイア)戦争の話は、西欧では日本の「桃太郎」「浦島太郎」のごとくメジャーな話です。
 特にこの戦争をうたったホメロス(ホーマー)の叙事詩「イリアス(イーリアス/イリアッド)」は西洋文学の原点といわれるほどの有名な作品です。」だそうです。=皆さん、知ってました?
 恥ずかしながら、僕の知っていたのは、トロイの木馬の話だけ。

 トロイ遺跡は、トルコのダーダネルス海峡の近くにあります。←かんさんのビデオ


route_b

 聖地巡礼パック旅行物語(その14)=ペロポネソス半島を左舷に南下中」の続きになりますが、
7月6日、モドーネを出港。
7月7日、正午近く、チェリーゴの小さな島のそばを通る。
=トロイの戦争の発端になった、スパルタ王の后ヘレナが生まれたといわれているところだ。」
とあるが、チェリーゴ島を地図で探すがみつからない。
=この辺り、google map で見ると、地名がギリシャ語で表示されており、僕には、読めない。

以下、長くなりますが、トロイ(トロヤ)戦争」って何だろう? =興味のある方は読んでください。
———-
トロヤ戦争
———-
 テティスという女神がペーレウスという人間の男、これはギリシアの王の一人なんですが、と結婚するところから始まります。
 女神と人間の結婚だから、披露宴は大賑わい。神々も出席するし、ギリシアの主だった王様たちもやってくる。大いに盛り上がっているんですが、一人だけ宴会に呼ばれなかった女神がいたんだ。
 これが、嫉妬と争いの女神エリスです。結婚披露宴に嫉妬と争いは要らないからね。
 ところが、エリス女神は披露宴に呼ばれないことに嫉妬してしまった。腹を立てた彼女は、披露宴に争いを持ち込みます。
 何をするかというと、宴会場に黄金のリンゴを投げ込む。
 突然、宴会場に転がり込んできた黄金のリンゴを取り上げてみるとそこにはこんなふうに書いてあるんだね。

「最も美しい女神へ」

 「そのリンゴは私がもらう権利がある」と、三人の女神が名乗りをあげた。
 「私が一番美しい」と三人の女神は大喧嘩をはじめてしまって、宴会は滅茶苦茶になってしまった。

 三人の女神はこんな顔ぶれです。
 まずは女神ヘーラー、彼女は主神ゼウスの妻で、女神の中では一番偉い。世界の支配を司ります。
 次が女神アテナ、戦いの女神です。
 最後が女神アフロディーテー、美の女神だね。
 「私は美しい」と、喧嘩するのですが決着がつかない、そこで三人はゼウスのところに行って、「誰が一番きれい?」って聞くのですが、ゼウスも困るよね。
 思ったことを言って残りの二人に恨まれたらたまりません。
 そこで、ゼウスは「美の判定者」を指名して、その人物に最も美しい女神を決めさせることにしました。
 「美の判定者」とされたのが、羊飼いの少年パリスです。これは人間。



 ここまで来ると、女神たちは意地でも「美しい」といわれて、黄金のリンゴを手に入れたいわけですよ。女神たちはパリスのところに行って買収工作をするのです。
 ヘーラーは、一番にしてくれたら、「世界の支配者にしてあげる」。
 アテナは「あらゆる戦での勝利があなたのものに」。
 アフロディーテーは「人間の中で一番の美女をあなたの妻に」。
 三択問題です。みなさんなら、誰にしますか。
 このあたりはギリシア人の人生観がうかがえて、最高に面白いですね。

 パリスは美女を選択したんです。
世界の支配よりも、勝利よりも、美ですよ。
 ギリシア人らしいでしょ。
 かれらの残した彫刻を見るとつくづくそう思う。

 さて、最も美しい女神はアフロディーテーで決着。彼女は、約束どおり最高の美女をパリスに与えるのですが、それが人妻だったのですよ。
 ギリシアはスパルタ王メネラーオスの妻ヘレネーです。
 パリスはアフロディーテーの手引きで彼女をさらって自分の妻とします。
 ところで、パリスは実はトロヤの王子だったのです。妻をさらわれたメネラーオスは怒るわな。
 妻を取り返すため、兄のミケーネ王アガメムノーンに助力を頼みます。
 アガメムノーンは全ギリシアの盟主なんです。かれの号令で、全ギリシア軍が出動です。
 海を渡ってヘレネーを奪い返すためにトロヤに攻め込みました。
 これがトロヤ戦争です。

 ギリシア軍の中にはギリシア随一の戦士アキレウスもいます。
 アキレウスは戦争の発端となった宴会の主役女神テティスが、人間とのあいだに生んだ子です。
 テティスは死すべき定めにある人間の息子を不死身にするために、生まれたばかりのアキレウスを不死の泉に浸けます。
 その時テティスはアキレウスの足首をつかんでいたので、そこだけが不死の泉につからず、かれの唯一の弱点となります。
 アキレス腱だね。
 そのアキレウスもすっかり成長してこの戦争に参加するんだ。

 このトロヤ戦争が始まって10年目、戦争の最終段階をアキレウスを主人公に描いたのがホメロスの叙事詩『イーリアス』です。
 ホメロスは前8世紀のギリシアの詩人。
『オデュッセイアー』という叙事詩もホメロスの作。これは、ギリシア随一の知恵者オデュセイウスがトロヤ戦争が終わって、トロヤから故郷へ帰る長い旅を描いた物語。

 トロヤ戦争の最終段階でトロヤをうち破る作戦を考えたのが、オデュッセイウスでした。
 両軍とも名だたる英雄、勇士は次々に死んでいき、それでも決着はつかず、オデュッセイウスは有名な「木馬の計」というのを提案します。
 全ギリシア軍は撤退するふりをしてトロヤの海岸から引きあげて、浜辺には大きな木馬だけが残っている。木馬にはギリシアの戦士が百何人か隠れているのです。
 トロヤ側は今日も戦だ、と海岸に来てみるとギリシア軍がいない、とうとうあきらめて撤退したと思いこみます。
 海岸に残された木馬を戦利品として、トロヤ城内に持ち込んで、夜になったらどんちゃん騒ぎの勝利の宴会です。
 トロヤの兵士たちが飲みつぶれたのを見計らって隠れていたギリシア兵が木馬からでてくる。
 そして、内側から城門を開き、外の兵と合流してトロヤ人を殺しまくるのです。
 トロヤは炎上して滅んだ、という。

以上、世界史講義録より。(http://www.geocities.jp/timeway/kougi-8.html)

次回に続く。

Comment

  1. QQ より:

    トロイ戦争の映画昔映画?テレビ?
    で見ましたが

    (トロヤ戦争の最終段階でトロヤをうち破る作戦を考えたのが、オデュッセイウス)このあたりの
    画像は目に浮かびます。

    あらためて、
    詳しいストーリー拝見して、
    おもしろいですね♪

  2. むかご より:

    トロイ戦争の話、おもしろかったです。
    トロイの遺跡に行った来たのですが、ちょうど木馬を改装中でした。もともと想像して作ったものですけど。
    http://mukago.com/fromfifty/tabi/Turkey/17.html
    とても古い遺跡なので、私などが見て面白いというものではありませんでした。地層が変わっているとかね。

    それより「エフェスの遺跡」の方が、石造りの建物が残っていて、楽しかったです。この道をクレオパトラが歩いたんだわ~と感激しちゃいました。
    http://mukago.com/fromfifty/tabi/Turkey/14.html

  3. メフメト2世 より:

    チェリーゴ島はキティラ島のことみたいですね。
    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%A9%E5%B3%B6

Leave a Reply

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>